ヨドコウ迎賓館を訪ねて

スモールトーク

芦屋川沿いにあるヨドコウ迎賓館(旧山邑家別邸)を訪れた。(国指定重要文化財)

灘五郷の造り酒屋・山邑家別邸として1918年に旧帝国ホテルの設計者として知られているフランク・ロイド・ライトによって設計され、建築は弟子の遠藤新と南信が行ない、1924年(大正13年)に竣工した。その後、1947年に淀川製鋼所(現・ヨドコウ)が購入し、1989年( 平成元年 )よりヨドコウ迎賓館として一般公開。

開館日:水・土・日曜日と祝日 開館時間:10:00~16:00(入館は15:30まで)
入館料:大人500円 小中高校生200円 65歳以上400円

コース:阪急芦屋川開森橋ライト坂ヨドコウ迎賓館(応接室・和室・食堂・バルコニー)
                     →テラスダニエルJR芦屋(洋麺屋 五右衛門)
約2時間のコースとなる。お土産のカヌレも買って、ちょっとした小旅行の気分で楽しんだ。

□ 阪急芦屋川
ヨドコウ迎賓館の最寄り駅である阪急芦屋川、北側の出口を出ると、正面に小さな公園がある。ここから芦屋川沿いに川上に10分ほど歩く。これからの上り坂を考えると、少し気が重い。
□ 開森橋
開森橋の欄干には桜の格子がデザインされている。さくらの季節は過ぎてしまったが、橋の上から見える芦屋川の両岸には桜の木が並んでいる。さくらが満開の頃を逃して残念だった。
□ ライト坂
開森橋を渡りきると、土手の上にひっそりと木の看板が立っている。看板とは裏腹に、存在感のある急峻な坂(勾配14度)がそこにあった。そこには、信号機が列をなしている。大きなバスも通っている。坂を5分ほど登ると迎賓館の門がある。
□ ヨドコウ迎賓館
ヨドコウ迎賓館は、門を入って入口まで50mほど歩くと車寄せになっている。玄関の入口は右手の奥まった所にあって、わかり難い。入り口を入って、靴を履き替え階段で2階へ。

□ 応接室
上がった所は、応接室になっている。部屋全体のデザインされた造りに圧倒される。すべてがロイド風である。重なり合う正方形と長方形の組み合わせになっている。
□ 和室
3階には、連続した3部屋の和室があり、一番南の部屋には、床の間がある。床の間にも花が活けてあった。坂の上に建っているからか、立体迷路のような造りになっている。和室が3部屋続いているのは、宴会場のような大人数の祝い事に使ったかもしれない。廊下の奥には売店があった。記念にキーホルダーを買った。窓にもモチーフのデザインがしてあった。

□ 食堂
4階は食堂になっていて暖炉がある。暖炉の横から奥に入ると、台所になっている。
流しは、キャンプ場の流しのような感じで、シンクが並んでいる。隣のレンジ台にはコンセントがいくつもある。当時から電気だったようだ。冷蔵庫も使っていたようだが、置けるスペースがないように思う。不思議だ。

□ デコレイティブ ブラケット
暖炉の上に「壁付けの装飾支持材(decorative bracket)」がある。天井も装飾がなされていておしゃれだ。
フランク・ロイド・ライトにとって装飾的なものも、空間を構成していて、意味があるのだろう。おしゃれだけど、理解しがたい。

□ バルコニー
食堂から4階のバルコニーに出てみると大阪から神戸のまちが一望できる。眼下には芦屋川が見下ろせ、阪急芦屋川駅、開森橋が見え、ジョギングしている人がいるのが分かる。階段を降りると3階のバルコニーになる。振り返れば、建物の外観に施された装飾が目に入ってくる。建物全体が装飾的で統一感があり、フランク・ロイド・ライトの美学が伝わってくる。

◎ テラスダニエル
芦屋川の東側の土手を下って行くと、5分ほどで左手に、テラスダニエルがある。そこで名物のカヌレ10個を選んで買った。ケーキや焼き菓子もあり、イートインもできる。帰ってから食べるのが楽しみだ。

◎ 洋麺屋 五右衛門(JR芦屋モンテメール3F)
昼食は洋麺屋 五右衛門 でタコのペペロンチーノを食べた。お箸で食べる和風のスパゲッティ屋さんかコンセプトらしいが、スプーンとフォークで食べた。ニンニクが効いていて、1個唐辛子が丸ごと入っていて、結構辛かった。

● あとがき
計画は随分前から立ててはいたのだが、なかなか行く機会がなくて先延ばしにしていたが、ついに行くことができた。さすがフランク・ロイド・ライトの設計と思わせるものが随所にあり、統一感のある美しさを堪能した。随所にちりばめられたデザイン性を発見する喜びがあり、存分に楽しめた。
カヌレは一口サイズで、一般のカヌレより小さいが、中身が詰まっている感じで、もっちりしている。甘さも後から来る感じで上品でとても美味しかった。

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